株式投資とIPOの日々の売買(負けっぷり)を記録していきます

株式投資をしていますが、なかなかうまくいきません。反省をこめてブログに記録しておきます。また、IPOにも参戦してますので、その結果も記録します。

読了:生きるぼくら

自己評価:★★★★(最高5つ)

久々に原田マハさんの小説読みましたが、面白かった。 内容的にうまく行きすぎている感は、少々感じましたが、自分の中で非常に印象的だった文章です。


人間、長く生きていれば、必ず何かがある。 そんなとき、家族の支えがいちばん必要になる。 元気なときには気づかないけれど、支えるほうも、支えられるほうも、病気になればお互いのありがたさが身に染みる。 そして、失ってみると、その存在の大きさがしみじみわかるものなのだ。


いくら話しかけても、一生けんめい尽くしてあげても、無反応。 介護をする家族にとって、それがいちばん辛いことに違いない。 どうせ治らないんだから、話しかけるだけ無駄だ。 そんなふうに考えてしまうのが、介護する側にもされる側にも、実はいちばんよくないんだよ、


「あっち側」とは、「いじめる側」だ。 言い換えれば、「勝ち組」だ。そこに属する人間は、いつも高飛車で、他人に容赦がなく、 自分のひと言で誰かが傷ついたり、ときには再起不能なほど追い詰められたりすることを、想像することができない。 人への思いやりなどというものをかけらも持っていないのに、合理的に、計算高く生き延びる。ずる賢く、打たれ強い。 そして、根拠はなくとも、いつも何かに対して勝ち誇って生きているのだ。 「自分の力」を信じて、とことんつき合ってあげなさい。──自分自身に。


変わっちゃだめなわけがない。むしろ、おれらは、どんどん変わっていかなくちゃならないんだ。