読了:太平洋戦争 最後の証言 第二部 陸軍玉砕編
戦争に行っていた最前線の人たちにインタービューした内容の本となります。
戦争の最前線に行った人たちの話を聞いて、本にしたものですが、ほんとうに70年ほど前にそんな時代があったことが信じられないです。 現場の真実を教えてもらえてるような気がしました。
「天皇陛下バンザイ」といって、自死した人が多かったようなことを聞いてましたが、最前線の人たちの声は、実際は、「天皇陛下バンザイ」というのは少なく、「おかあさん」という人が多かったいうことです。 そして、一番の被害を受けるのは弱者という言葉も心に残りました。 捕虜になると、殺されるとか、恥とか言われ、民間人も含めて死なずに済んだ人はいっぱいいたんだろうと。 映画で「硫黄島からの手紙」も見ましたが、本当に武器、食べ物など支援がないことがわかっていながら、戦い続けた人たちも本当に驚きです。国のため、家族のために戦っていたようです。 そして、戦争の終盤になると、亡くなった人が本当に多いことに驚きです。
さらに日本国中が敗戦を感じているときに、戦争継続していた上層部や大本営は、なんなんだろうと思います。 大本営、大本営発表という言葉は、本で見たりしていますが、実際、大本営は誰が属していた組織だったのか、知らないことが多いので、次回は、大本営に関する本を読んでみようと思う。
